こんにちは、人付き合い苦手です。
今回は人付き合いで昔より苦手意識が薄れてきたもの、人間関係の苦痛を軽減できるようになったきっかけ、自分にとって必要な環境に気付いたときの話について書きます。
ではよろしくお願いします。
人付き合いで昔より苦手意識がなくなったこと
私はいまだに人付き合いが下手ですが、前より苦手意識がなくなったこともいくつかあります。
それが以下で書いている雑談、意見の主張、周りの人と違うことをする、自分を表現するの4つになります。
雑談はそこそこできるようになった
人付き合いが苦手な人の中には雑談が無理というタイプも多い印象ですし、私も以前はそうでした。
雑談になると何を話せばいいかわからなくなり、会話がすぐ終わるような返ししかできなくて気まずかった記憶があります。
しかし、あるときから興味のない話題でも適当な返しをする、話を続けることができるようになってきました。
年齢を重ねたことはもちろん、学生時代のようなノリの良さや明るさが重視される場から離れたのもあると思います。
昔はついていけないのに無理して流行を追っていたし、興味が持てないのに必死に会話に参加してかえって場を白けさせてしまうことばかりでした。
今は雑談に関して決して得意まではいかないけれど、絶対にやりたくないと思うほど苦痛でもなくなったといった感じです。
人のプライベートに踏み込む、こちらを暴こうとしてくる感じになると無理だけど、場を持たせるだけの会話、個人的なことに深入りしない話なら楽しめるときもあります。
自分の意見を前より伝えられるようになった
次は自分の意見を伝えられるようになったことです。
前は自分事でもなかなか意見を言えなくて、人任せにしてしまっていました。
「自分の気持や考えなんてどうせ言っても曲解される、攻撃のネタにされる」という思い込みがあったからです。
しかし、社会に出て何年か人間関係で揉まれていくうちに「言わないと損をするのは私」ということに気付きました。
それに、人嫌いなのに自分のことをその嫌いな相手に任せきりにしているのが嫌になってきたんです。
そこからはだんだん「元々嫌われてるんだから人からの好感度なんかどうでもいい」と思えるようになってきて、言うべき場面では自分の考えを伝えられるようになりました。
嫌われることへの過剰な恐れがなくなってきたのもあると思います。
人と違う行動をできるようになった
3つ目は人と違う行動をできるようになったことです。
私は子供の頃から目立ちたくない思いが強く、たとえ良いことでも人前で発表されたり、表彰されたりするのが嫌でした。
授業中の教室から抜けるのも、反対に途中から教室に入って行くのも苦手でした。
どうしても早退しなくてはならないときは、極力教室から人がいなくなったタイミングで出るようにしていました。
早く帰れること自体は嬉しいけれど、それを他の生徒に見られないようにしないといけない、そう思っていたんです。
それが以前より周りの目が気にならなくなってきました。
地元を離れて「世の中にはいろんな人がいるんだ」ということを実感し、「みんなと同じでなくてもいいや」と思えるようになったからだと思います。
今からすると子供の頃だって人間がうっすら嫌いだったのに、なぜ人と合わせることばかり考えていたのか不思議なくらいです。
自分を表現することへの抵抗感が薄まってきた
最近は自分を表現することへの抵抗感が薄まってきた気がします。
ネット上でできることが増え、いろいろな人の自己表現方法を見られたこともあると思います。
ブログやSNSなど好きなタイミングで自分の気持ちを書ける場所、人に直接会わずに自分を出せる場所があることも大きいです。
人付き合いの苦痛は軽減していくこともある
人付き合いの苦痛は時間とともに軽減していくこともあります。
私の場合は苦手の克服というより、辛さが軽減されていく、苦痛を感じずにできるようになるといった感覚でした。
ただ、そのためには自分に向き合う時間も必要だったと思います。
人間関係の苦痛を軽減できるようになったきっかけ
私の場合、進学をきっかけに「知り合いがいない街、一人で自由に過ごせる家(アパートでの一人暮らし)」で何年か過ごせたことがいい方向に作用した気がします。
地元にいた頃一番辛かったのは学校だったけれど、家も決して居心地がいいわけではありませんでした。
だから一人暮らしをしたとき「家の中で誰からも侵害されない」ことを実感して、心から安心できたような気がしました。
そういう環境にいられたからこそ、じっくり自身のことに向き合えたのだと思います。
自分を分析したことで人付き合いの何が苦手か、どうすれば苦手を避けられるか、避けられない場合苦痛を軽減できるかを考えるようになりただ漠然と辛いな、嫌だなと思うことがほとんどなくなったんです。
結果、人付き合いで苦手なこと、うまくできなかったことが昔より減ってきたのだと思います。
自分は安心して一人でいられる環境が必要だとわかった
人付き合い苦手な人はできるだけ一人の時間や居場所を作ったほうが気持ちが安らぐのではと思います。
私も家を出て自分のことに専念できる環境にいたときは心が本当に休まりました。
初めて一人になったときは最初こそ不安だったけれど、時間が経つにつれて嫌な思い出が薄れていくというか、自分を理解して癒やされていく感覚になりました。
気持ちが休まるのはもちろん、体調が悪いとき無理して食事をとったり、機嫌良さそうにしたりなくていいし、だるくてゴロゴロしていても誰にも怒られません。
趣味だって周りに合わせたり家族の目を気にしたりすることなく、本当に自分が好きだと思えるものを見つけやすくなります。
私は元気な同年代のように学生生活を満喫できたわけではありませんし、特別成績が良かったわけでもありません。
少なくとも他人に自慢できるような大学生活ではなかったと思います。
高校までの人生で、自分には多くの人が目指す華やかな生き方には向いていないことはわかっていました。
だから自分の学生時代にあまりコンプレックスを感じなくて済んだのかもしれません。
それでも話していて楽しいな、前向きになれると思える人達と一時的にでも関わることはできて、就活開始までは穏やかに過ごせました。
大変なこともあったけれど、人間関係が自由でゆっくり一人で過ごせる時間があった大学生の期間は、幼少期から高校までの嫌な記憶を薄れさせてくれたと思います。
この経験がなければ私は生きていないか、もしくは人への憎悪と恨みだけで生きてる状態だったんだろうなと思うくらいです。
やり返すよりも距離を取って平穏に暮らすことを考えられるようになったのは、やはり一人暮らしがきっかけでした。
このことで私にはずっと一人で安心できる場所と時間が必要だったんだと実感しました。
現実的に一人でいられる環境を維持するのは大変
私は自分が人とトラブルを起こさず、苦痛を軽減して生きるには、一人でいられる場所が必要不可欠だと思っています。
やはり誰からも侵害されない場所があることは心の安定に繋がります。
とはいえ、一人暮らしは誰でもいつでも簡単にできるわけではないです。環境が変わるストレスもあるし、生活を維持するための収入や体力も必要です。
収入や体力がないと、すぐに家を出られない、家から出ても生きていけなくなる、環境を選べず合わない所に入ってしまうなどのリスクもあります。
誰でも歳を取るし体も弱ります。
特に私は収入面が不安定なので、家から出られないならまだしも、住むところがなくなってトラブルに巻き込まれるケースも決して他人事ではないです。
もっと誰でも気軽に一人でいられて、安全に暮らせる環境を得られるようになれば、もう少し前向きに生きられるかもしれません。
自分に合った環境を選んで生きられたらいいと思った
今回は人付き合いで苦手意識が薄れたこと、人間関係の苦痛を軽減できるようになったきっかけ、自分にとって一人でいられる環境が大切だと気づいたことについて書きました。
私の人に対する苦手意識の一部が軽減されたのは、一人で安心して過ごせる期間、自分についてゆっくり考えられる時間があったからでした。
無理やり人と関わるより、適度に距離を置いているほうが私は冷静でいられるし、穏やかに過ごせます。
所属したい人は自分の意思で好きなところに所属して、一人が楽な人は安心して一人でいられるようになったら理想的だなと思います。
では最後までお読みいただきありがとうございました。