私は昔から人付き合いが苦手で、極力人から離れていたいと思って生きています。特に深く関わると大体はろくなことにならなかったため、浅い関わりで済めば理想的です。
しかし、現実はなかなかうまく行きません。嫌だとか辛いとか言いながら我慢して関わっていることが多いです。そこで今回は、人付き合いが苦手なのに関わりをやめられない理由について考えたいと思います。相変わらず内容がごちゃごちゃしていますが、よろしくお願いします。
なぜ人付き合いが苦手なのに頑張ってしまうのか
自分を含め、社会にはどうしても人付き合いが下手でチームワークに向かない人もいます。それでも会社で人と一緒に働いている、近所付き合いを頑張っている人も多い印象です。なぜ苦手でうまくいかないことを頑張ってしまうのでしょうか。その理由を自分なりに考えてみました。
人付き合いをやめると損をする可能性が高い
人付き合いをやめると現状の社会では損をする可能性が高いです。以下で具体的に見ていきましょう。
情報を入手しにくい
人間関係がなくなると情報を得にくくなります。ただ、昔ならともかく今はネットが普及しており、スマホやパソコンさえ使えれば特に困ることもなさそうですよね。情報を入手しにくいというのは損をする、不利益を被るのと若干違って、利益がなくなるというほうが合っているかもしれません。
ここで言う利益は、お得な情報や人脈です。地域社会では無理してでも仲間に加わっていることで、お得な情報がすんなり入手でき、困った時に相談しやすくなるというメリットがあります。といっても今は昔に比べたらマシな方かもしれません。困りごとがあった際、例えば葬儀などは必ずしも町内や親戚に協力を仰がなくても、個人で業者に依頼することも一般的になりました。
家の修理なども土地が自分のものなら個人で業者に依頼すれば済む話です。だから損といっても知り合いのコネで安い業者を紹介してもらえるなど、選択肢を増やす機会がなくなるというくらいかなと思います。それに頑張って付き合いを良くしても、状況によっては面倒事を押し付けられるなど、いいように扱われるだけというケースもあるため、やはりほどほどに距離をおくことも考えたほうがいいでしょう。
悪目立ちしやすい
人付き合いがなく孤立していると、悪目立ちしやすいです。もちろん住む場所によるところも大きいですが、生活状況次第ではあらぬ疑いをかけられることもあるでしょう。「やばい人」としておそれられて遠巻きにされるだけならまだマシですが、トラブルがあった時に「そういえばあの人が怪しい」と名指しされるかもしれません。さらに治安が悪い場所だと、孤立している人は悪目立ちするだけでなく悪意のある人間に狙われる可能性もあります。
悪意のある人間に狙われやすい
孤立していると悪意のある人間に狙われやすいです。いじめなどのあらゆるハラスメントの加害者も「弱っていて抵抗しなそう、仲間や後ろ盾がいなそう」な相手を選ぶでしょう。群れて行動するのは好きではないけれど、攻撃されたくないからやむを得ず団体行動しているという人も少なくないと思います。
社会ではマイナスイメージになりがち
人付き合いが苦手で孤立するとマイナス評価になりすいです。最初に「人付き合い苦手」と掲げていいのはネットくらいで、リアルで言おうものならたちまち「面倒くさい人」になってしまいます。
私もネット上では「自分は暗い性格なんで合わない人はブロックしてね」とか気軽に言えますが、リアルでは難しいです。性格的な弱味、特に社会からあまり良く思われていないものに関してはある程度周囲に信用され、受け入れられていないと意図が通じないと思います。
最初に予防線をはっておいたつもりが、そのせいで風当たりが強くなったら意味がないです。人付き合いが苦手に関しては、直接言うのではなくそういうキャラを出していくほうがいいと思います。
新入りでも立場が弱くても、むやみに愛想は良くせず、世間話にも参加しないといった感じです。最初こそ態度が悪い、冷たいなど言われても、キャラが一貫していれば馴染んでいきます。明るい性格を演じていてある日限界を迎えるパターンよりは、よっぽどいいです。
収入を得る手段の多くに人付き合いがある
社会は収入を得ないと生きていけない設定になっています。それも収入を得る手段のメインは賃労働で、その多くが複雑な人間関係や競争でストレスが溜まりやすい環境です。「働く上で人間関係に強いストレスを感じるが、生活のためだから逃げられない」というのが人付き合いが苦手な人を生きづらくしている原因かもしれません。
孤立するか群れでやり過ごすか
人付き合いがどうしても苦痛なら、孤立することに慣れるしかないのかもしれないと思いました。しかし、人目が気になってしまう人だと、孤立もなかなか勇気がいることですよね。勇気を出して孤立するのと、群れの中で気配を消してやり過ごすのとどちらが自分にとって楽だと感じますか?私は気配を消したつもりでも悪目立ちしやすかったため、最初から孤立する方がまだマシに思えます。
完全に孤立できない場合は距離を保つ
完全に人付き合いから離れられないとしても、ちょっとずつ距離を置くことならできるのではないでしょうか。同じ空間にいる時間を減らす、会わないルートを探すだけでも違います。もちろん環境によっては他人、特に嫌な接し方をしてくる相手とそう簡単に距離を置けない人もいると思います。
自分は離れたいのに相手が近づいてくる、部屋が狭い、移動できる場所がなくて物理的に距離が取れないなど、ストレス源から逃れられないとつらいですよね。可能ならイヤホンを付けて存在を遮断する、仕切を立てると言った方法もあります。もしそれでも絡んでくるようなら、相手と少しでも離してもらえるよう相談してみましょう。
ほどほどの距離を保てる環境なら人付き合いは多少楽になる
孤立して生きるのは群れるより気持ちは楽になるかもしれませんが、社会生活を送る上ではまだデメリットがたくさんあります。現時点で人付き合いが苦手な人が穏やかに生きるには、他人と距離を保つことが1番だと思いました。もし相手に一方的に距離を詰められる場合は、話しやすい人、あるいはその場の責任者などに相談するほうが早く解決するでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。