人付き合いが苦手な私の目標と生きやすい環境について考えたこと

こんにちは、人付き合い苦手です。

ここを見てくださっている方は、おそらく人付き合いが苦手な方だと思うのですが、皆さんは生きる上で目標やロールモデルがありますか?

私は昔から就きたい仕事もなりたいものもありませんでした。まず自分のような「人付き合い苦手な人間」が成功している姿をイメージできない、ほとんど見たことがないというのも大きいと思います。

そんな中、かろうじて思い付いた「こうなれたらいいな」と思うものが、「1人で静かに好きなことをして暮らす」でした。

今回は、数年前にようやく見つけた目標とそれを叶えるための課題、生きやすい環境について考えたことを書こうと思います。ではよろしくお願いします。

人付き合いが苦手な私が見つけた目標

私の今のところの目標は「1人で静かに好きなことをして暮らす」です。最初に言語化したときはもっとネガティブな表現だったのですが、なんとかポジティブな言い方にまとめることができました。

「気に入った他人と仲良くなりたい、相手の特別になりたい」とか「お金持ちになって豪遊して暮らしたい」よりは地味だし、相手がいなくても完結できる目標なので、自分の工夫次第で叶えられそうに見えますよね。

しかし、私は自分がこの目標を実現させるのは決して簡単ではないと感じています。

目標達成が難しいと思う理由

「1人で静かに好きなことをして暮らしたい」といった自己完結できる目標なのに、なぜ達成が難しいと感じるのかというと、以下の理由があるからです。

必要な条件が多い

まず、長期間1人で暮らすこと、それ自体が結構難しいと思うんです。昔よりは生き方も多様になり、単身生活が前向きに考えられるようになりました。しかし、まだ世間にとって「単身が基本」といった意識は薄いように感じます。

また、いくら本人が望んでいたとしても、条件を満たしていないと1人暮らし(特に安心できる環境で暮らすこと)は難しいです。収入が安定していて若く健康であれば、賃貸で暮らすことは簡単でしょう。実際、若い頃なら私は低収入でも部屋を借りられました。

経済的に余裕がある人なら、早めにマンションなどを購入する手もあります。しかし、それができなかった場合、「一生」1人暮らしをする難易度は一気に上がりますよね。

まとまったお金が必要

賃貸では確実で安定した収入が必須です。家賃を滞りなく払い続ける能力がないと貸す側から信用されません。特にフリーランスは収入が安定しないので、部屋を契約する時点で結構難しいです。借りるのが難しい、手続きが毎回面倒なら家の購入を検討することになりますが、いずれにしてもまとまったお金が必要になります。

借りられる物件が減る

今後どんどん年を取っていくことを考えると、新規で契約できる部屋は少ないと思います。そうなると物件を選べないし、条件が悪い所に我慢して住み続ける羽目になるかもしれません。

安定した職に就ける可能性が低い

正社員として働く可能性がほぼないことを考えると、賃貸に住み続けるのは難しくなるでしょう。もう長時間の拘束に適応できないし、ようやく立ち直ったメンタルが、また壊れるリスクも避けたいです。

賃貸は大家次第

特に賃貸で暮らすのは不安定です。いくら借りた側が長く住んでいても、突然大家側が「貸すのを辞める」と言えば住めなくなります。その後新しい家を見つけるのも、収入や年齢、健康状態によっては簡単ではないでしょう。

シェアハウスは無理

1人暮らしの話から逸れますが、今はシェアハウスというものもあります。しかし、私にとっての心休まる状態は、きっちり自分だけの空間があり、安心安全が確保されていることです。自分だけなら体調が悪い時は寝ていられるし、無理に元気な振りもしなくていいですが、人がいるとそうはいきません。そのため、いくら安く済むといっても共同部屋は無理だと思います。

どんなに相性が良くても、人間が2人以上になるとどちらかが遠慮する、もしくは支配的になりがちです。私は相手が親しくなるにつれて強気かつ侵襲的になるパターンが多かったので、プライベート空間に他人がいることそのものがストレスになるだろうな、と思います。

行動を起こすのに時間がかかる

私自身の問題として、行動を起こすのに時間がかかるというものがあります。自分事だと特にモタモタしがちです。勘はそこそこ鋭いのですが、そのせいで不安で動けなくなることも多いです。仕事を辞めるときもそうでしたが、脱出が下手なんですよね。

目標を持てたのはいいけれど、行動に起こし、さらにそれを実現させるまでには膨大な時間がかかるだろうな、と気が遠くなりそうです…。

先を考えると不安が尽きない

先のことを考えれば考えるほど、ネガティブな側面が浮かんできてしまい不安は尽きません。少しでも自分の未来をマシなものにしようと思うのに、どうやっても希望が見えないんですよね。

なんだか就活のときの心境に似ているな、と感じました。組織に入りたくないのに入らないといけない、ブレーキとアクセルを同時に踏むという例えがありましたが、まさにそれでした。消耗するだけで進まないんですよね。

この先楽しいことが待っていると思えば積極的になれるのかもしれません。なんとか、ちょっとでも楽しみに思えるものを見つけて、希望にできればいいなと思います。

自分がどうすれば生きやすくなるのかがわからなくて苦しかった時期

自分が生きやすい環境、生きづらい環境について最近まで深く考えたことがなかったんです。学生の頃ですが、私は人と仲良くなりすぎると、相手に依存したり、自分のことを停滞させたりしがちでした。それが後々トラブルに発展したこともあって、自分は人よりもまず自分自身に興味を向けた方が良いと思うようになったんです。

特に自分を大事にできない状態で他人と親密になる、自分へのケアを期待するのはやめた方がいいと、この辺りに実感しました。これについては、大きな迷惑をかける前に気付けて本当に良かったです。

自分の場合は人に執着しない、執着しにくい環境にいること

私の場合は人に執着しない、執着しにくい環境にいることがポイントだと思います。「所属したい」欲求がほとんどないせいか、「一緒にいて楽しい」と思っても、ずっとは苦痛です。

価値観が似ていて好ましい相手でも、依存するのは絶対に避けたいので、自分との線引きはきっちりしていきたいし、基本的に「人は1人」と思っている方が、私は健全なメンタルでいられます。

ネガティブな感情を吐き出せる場を作る

人との距離感には敏感でありたいですが、時々、どうしても個人的な話をしたくなる、愚痴や自分の考えを吐き出したくなることもあります。でも、リアルでは本心、特にネガティブな気持ちを語るのは容易ではないです。

人に喜ばれるような話題でないこと、同じ経験や価値観がある人同士でもつらさの共有、受容には限度があります。行き過ぎると依存になってしまうのも怖いです。何より基本的に人を信用できないので、うっかり本心を言おうものなら、弱味を握られた感じがしてしまいます。それゆえ、知り合いや直接関わる人間には言えないことも多いです。

でもずっと自分の中にため込んでいたら、抑圧された怒りや恨みが後から爆発します。大抵、後から爆発した怒りや恨みは、本当にやり返すべき相手ではなく、関係ない人に向かってしまうことも多いです。

結果、大きなトラブルを招き、悪目立ちする、今より生きづらくなるリスクがあります。とにかく、ため込んでいた負の感情が最悪なタイミングで爆発するのは避けたいと思いました。

このブログに書いていることも、実生活では言いにくいことだらけです。でも、こうして不安やネガティブな気持ちを吐き出せる場所があるだけでも、かなり楽になります。

不満や愚痴が一気に出てしまう、人間関係をリセットしたくなるといったことも、誰かに見せなくてもいいから、自分の気持ちを吐き出すことで避けられるのではないかな、と思いました。

自分が生きやすい環境を知っておこう

長々書いてきましたが、人付き合いが苦手なら自分が生きやすい環境を早い段階で知っておくことをおすすめします。その後の生活の質が上がりやすくなるからです。

私も、もっと自分自身の生きやすさを考えていたら苦労しなくて済んだのに、ということが結構ありました。実際、ある程度自分を分析した後は、以前よりトラブルに巻き込まれにくくなってきています。

人付き合いに苦手意識がある方は、自分がどんな環境なら自然体でいられるか、自分の目的とそれを叶えるにはどんな環境が適しているかを考えてみてください。きっと状況がマシになっていくと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

作成者: 人付き合い苦手

人との関わりにストレスを感じやすい人間です。人付き合いで自分が考えたことを書いています。

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