こんにちは、人付き合い苦手です。
最近は人間関係にストレスを強く感じる人が心身を守りながら、なるべく心地よい環境で人生を全うするにはどうしたらいいのか考えていました。
今回は人付き合い苦手な自分が安心して生きるために必要なもの、他人に支配されずに生きる方法について書いていきたいと思います。
ではよろしくお願いします。
人付き合いが苦手だと普通に生きるだけでも大変
人付き合いが苦手だと普通に生きるだけでも大変です。
日々の生活でも他人にまったく関わらないことはありません。
働くと人付き合いは必須
特に働くとなると人との関わりは必須となってしまいます。
一応雇われるか自営になるかを選ぶことはできますが、自営業でも人付き合いはゼロにはならないです。
一人でも仕事自体はできますが、受注や打ち合わせ、納品は相手がいることなので、やはり人とある程度は関わることもあります。
定住すると人付き合いが発生する
どこかに定住する場合も人付き合いは発生します。
戸建てでもマンションでも家を持っていれば、近所付き合いや自治会などに参加しないといけないこともあります。
山奥でひっそり暮らしてもお金はかかるため収入源は必要です。
食べ物を自分で作っても、光熱費や通信費がかかる場合、やはり働いて収入を得る必要が出てきます。
存在しているだけで税金はかかります。仮に自給自足を実現したとしても、各種税金の支払い用のお金を用意しないといけないので、作った作物を売るなど何かしら稼ぎを得ないといけません。
人との関わりを避けることは難しいんですよね。
仕事で感じるストレスの原因はほぼ人間関係
人付き合いが苦手で困ることの代表格はやはり仕事ではないでしょうか。
ほとんどの仕事は自分だけで完結しません。何かしら人と関わる場面が出てきます。
同じ時間、同じ内容の仕事をこなすとしても、人に頼ることに抵抗があると損をしやすいです。
事務的な会話だけではなく、そこそこ仲良くならないと仕事がうまく進まない職場もあります。
そんなところで人付き合いが苦手な人が働くと給料に見合わない労力を使っている状態になってしまうでしょう。
業務に関するコミュニケーションや、天気の話などの雑談くらいならまだしも、周りが親密になっていくにつれ自分をさらけ出せないことで浮いてしまう場合もありますよね。
実際私が以前いた職場は業務とは別に「全員のことを把握しておきたい」「家族のように仲良くやっていこう」という方針で、事務的な態度を嫌う風潮がありました。最初はそこそこうまくなじんだつもりでしたが、所詮根っからのぼっちタイプですから、半年経つ頃にはすっかり腫れ物扱いでした。業種やメインの年齢層、属性にもよるかもしれませんが、仕事と人間関係はなかなか切り離せないのかもしれません。
関わる人間を選べない環境が多い
関わる人間を選べないことも人間関係をややこしくしてしまう要因です。
誰にでも、「どうしても苦手」「うまく付き合えない」という相手はいます。
そういった相手とは無理に距離を詰めず、必要な時だけ最低限の親密度で関わることが理想的です。
しかし集団に属していると人間関係は固定されやすく、合わない相手とも「仲がいいふり」をしなくてはいけない場合もあります。
例えば職場に苦手な人がいて、プライベートな付き合いはしたくないと思っているとします。
仕事上はしっかりコミュニケーションをとっていますが、これ以上親密にはなりたくない相手といった感じです。
しかし相手があなたに無遠慮で、さらに職場内で好かれている、立場が強い人間だったとしたらどうなるでしょうか。
あなたの意志を通しにくくになりますよね。
毎日苦手な相手と親密に接しなければならないというのは、大きなストレスになると思います。
お互い苦手ならまだ距離も取りやすいけれど、相手に一方的に「気に入られている」ケースは厄介です。
「相手を理解したい」ではなく、「こいつで憂さを晴らそう」「この人は自分を拒絶しなそう」といったタイプも少なからず存在しています。
要は相手を貶めて楽しむタイプ、関係構築の際に依存や支配を求めるタイプと人付き合いが苦手な人が遭遇すると、結構な確率で目を付けられるということです。
立場が弱い・弱味を持っていると搾取されやすい
相手の立場が特別強くなくても自分の立場が弱かったり、何か弱みを握られたりした場合、搾取を目的とした人が寄ってきやすいです。ここでいう弱味は「仕事ができなくて周りから疎まれている」などその場での権限が周囲より弱くなっている、意見を言うのが不利な状態と思ってください。
人間関係が濃い場所では、必ず槍玉にあげられる人が出てきます。「人よりできていないことがあるからみんなの足を引っ張っている」を理由に、ハラスメントを受けることも少なくありません。
合わない環境から離れることは意外と難しい
人間関係で疲弊して仕事をやめる、次の仕事を探してもまたトラブルに遭遇してうまくいかないといった悪循環に陥ったことがある人もいると思います。しばらく人間関係から離れて1人で好きに過ごせたら理想的ですが、現実を考えるとそうも言ってられません。しばらくのんびり暮らせるだけの貯金がないと難しいです。
しかし人付き合いに悩みを抱える人は、自分の気持ちの整理がつかないまま急いで再就職先を決めると、また以前と似た環境に入ってしまう可能性があります。「つらい環境から抜け出したくて転職したらまたブラック企業だった」「親の支配から離れたくて結婚したら相手がモラハラ気質だった」といった話を聞いたことがある人もいると思います。
不遇な場所から離れることは、結構難しいです。つらい環境から抜け出すためには、自己分析の時間も必要だと思います。
人付き合いが苦手でもお金次第で楽に生きられることもある
先ほど嫌な場から抜け出すためには時間が必要ということを書きました。転職を例とすると収入を途切れさせてたくなくて急いで次を決めると、また苦手な環境に行ってしまう可能性が高いというわけです。落ち着いて考える時間があれば、すぐ転職より資格を取る、別の業界を調べてみるなど、選択肢を増やせるかもしれません。
ゆっくり考える時間を作るためには精神的な余裕も必要です。そして、精神的余裕を持つためにはお金が欠かせません。「大抵の苦痛や不幸はお金があれば避けられる」という言葉がありますが、その通りだと思います。私が真っ先に思い浮かべたのは居場所でした。
学生の頃にアパートを借りる時、親がトイレ・風呂・居住スペースが共同な物件を進めてきたことがありましたが、断固として断りました。若干家賃が安かったからだと思いますが、自分の性格的に寝室に人がいる、トイレや浴室など無防備になる場所で人に遭遇することが絶対耐えられないし、精神衛生上悪すぎます。なんとか説得して無事1人部屋のアパートを借りましたが、あの時自分にもっとお金があれば、共同部屋の話なんてもっと簡単に断れたと思いました。
他にも経済力がないことで折り合いの悪い身内と同居せざるを得ない、家賃を安くするために他人と一緒の生活を余儀なくされることもあるのではないでしょうか。たとえ一時しのぎだとしても、自分の安全地帯がなくなるのは精神的な負担がかかると思います。他人はいつ、どう豹変するかわかりませんし。よく老後困窮したら共同生活すればいいというアイデアが出ますが、自分には無理そうだなと思いました。
話を戻しますが、人付き合いが苦手な人が困窮すると、そうでない人よりストレスを感じる可能性が高いです。だから集団生活を避けるにはやはりお金、自身の収入が必要だと思いました。私もフリーになって、自力で稼ぐしかない状況になってからは、先のことを楽観視はできなくとも、「ずっと抑圧される」という絶望は減った気がします。
人付き合い苦手な人が自活するメリット
人付き合いが苦手な人が自活することはメリットだらけです。デメリットはありません。具体的に見ていきましょう。
自分を優先できる
人付き合い苦手に限ったことではありませんが、親子間や夫婦間など「他人に養ってもらっている」ことで引け目を感じる、行動が制限されることはあると思います。他人からもらうとなると与えられるものを受け取るしかなく、自分で好きなものを選べないといった感じです。その点、自分に収入があれば引け目もなくなり、人に対して過剰な遠慮をしなくても済みます。人付き合い苦手な人は、自分の稼ぎがあることでより自身を優先し、大切にすることができるでしょう。
苦手な環境から脱出しやすい
人付き合い苦手な人は、自活することで苦手な環境から脱出しやすくなります。収入がなくて苦手な家族から離れられないといった悩みも、自活できるようになれば解決へと向かっていくでしょう。
人から支配されにくくなる
人付き合い苦手な人は自活力があれば他人からの支配を受けにくくなります。他人の機嫌を気にしてしまう人は、相手と物理的な距離をりやすくなるため、神経を擦り減らすことがなくなっていくでしょう。
人間関係を避けられるほど自活力がない自分に絶望したこと
私は人付き合いが苦手なことを隠していなかった頃、よく「そんなんじゃ生きていけないよ」と言われてきました。
煩わしい人間関係から離れて自由に生きていきたい、と言うと「山奥で暮らせばいいじゃん」と言う人もいますが、そう簡単に実現できることではないです。土地を買うための経済力はもちろん、その他いろいろなスキルが必要ですし、どこにいても税金は取られるので、収入源も不可欠です。
学生の頃までは自分の視野が狭かったこともあり、自分が社会で働いて、健康に生きているイメージを持てなくて「どうせすぐクビになって路頭に迷う」「自活できなくて人間嫌いとか終わってる」と絶望していました。
今は当時よりも働き方が多様になってきましたが、人に囲まれることが苦にならない人、上手く人間関係を構築できる人が有利なことは相変わらずです。人間関係で失敗することが続いたことで、自己肯定感が下がっている人も少なくありません。「自分には能力がない」と思い込んでいて、嫌な環境で我慢している人もいると思います。
でも、自分に合った働き方を見つけられれば、大金持ちとまでは行かなくとも余計な苦痛を感じずに収入を得ることはできると思います。最近は在宅ワークやリモートワークの良さも語られ、他人への関わり方は自分で選びたい、むやみに感情労働はしたくないという人も出てきました。この機会に会社に出勤する以外の働き方がもっと普及したらいいな、と思っています。
人付き合いが苦手な人は自分の力で稼げるようになると安心できる
人付き合いが苦手なら、できるだけ自分の力でお金を稼げるようになったほうがいいです。今の時代、経済力があればストレスを与えてくる人間と深く関わらなくて済みます。面倒事も避けやすくなるし、何より自分の財産を持てば他人に振り回されたり、誰かの管理下に置かれて抑圧されたりすることも避けられます。
人付き合いが苦手で合う仕事がわからない、合う仕事に就けないと思っている人は、まず時間を作った方がいいです。慌ててしまうと判断力も落ちます。時間と落ち着いて考えられる場所を見つけて、自分が生きやすくなるためには、収入を得ていくためには何が必要か考えてみてください。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。